USキーボードのChromebookは、あまり選択肢がありません。調べてみると、安くて手に入りやすいのは、LenovoのS330ぐらいでした。S330は、スペックは低くTN液晶のため白っぽく画質もよくありません。しかも、CPUはARM系のため、いろいろな環境を構築するのに少し苦労します。Linuxアプリをインストールしようと思って調べても、検索で出てくるのはx86系での解説が多いです。
しかし、価格は2万円台と非常に安く、ブラウザメインの用途や、軽くLinuxを使う分には問題ないので、Chromebookを安く試してみたい人には良いと思います。
もくじ
日本語環境を構築
日本語フォントをインストール
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install task-japanese locales-all fonts-noto-cjk
sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
source /etc/default/locale
uim-fep と uim-anthy をインストール
Mozcをインストールしたかったのですが、どうしても上手くいかなかったので、anthyをインストールしました。
sudo apt install uim-fep uim-anthy
uimの設定
~/.uimを作成し、以下の内容を書き込み。
変換を、ctrl + space にする場合
uim-fepの起動確認
uim-fep
uim-fepを自動起動
.bashrcの最後に以下の内容を書き込み。
uim-fep
uim-fepをオフにするには
pkill uim-fep
mete-terminalをインストール
sudo apt install mate-terminal
Cicaフォントをインストール
cicaディレクトリを作成し、wgetでCicaフォントをダウンロードします。
解凍したCicaフォント一式を/usr/share/fonts/に移動した後に、不要になったcicaディレクトリを削除しています。
mkdir ~/cica
cd ~/cica
wget https://github.com/miiton/Cica/releases/download/v5.0.2/Cica_v5.0.2_with_emoji.zip
unzip Cica_v5.0.2_with_emoji.zip
rm Cica_v5.0.2_with_emoji.zip
sudo mv Cica* /usr/share/fonts/
fc-cache -f -v
rm -r ~/cica
これでmate-terminalでCicaフォントを使えるようになります。
VSCodeをインストール
https://code.visualstudio.com/#alt-downloadsから.deb ARM64をダウンロードします。S330は32bitなのですが、ARM32をインストールしようとするとエラーが出てインストールできませんでした。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、【Linux (ベータ版)でのアプリのインストール】に進み、インストールできます。
pipとvenvをインストール
pipとvenvがインストールされていないので、インストールします。
sudo apt install python3-pip python3-venv
venvで仮想環境を構築
仮想環境を作成
仮想環境作成したいディレクトリで以下の内容を実行します。
python3 -m venv 仮想環境名
仮想環境をアクティベート
source 仮想環境名/bin/activate
仮想環境を削除するには
仮想環境をdeactivateした後にvenvで作成した仮想環境のフォルダを削除する。
deactivate
rm -r 仮想環境名