【Jw_cad】PfOXで座標値をプロットし、P_UtWの外部変形で求積表を作成する

PfOX083とP_UtW02aを使って、座標値から作図し求積表を作成します。Jw_cadのインストール時に、デフォルトで入っている外部変形を使っても、座標値からの作図と求積表は作成できます。

PfOX083とP_UtW02a のメリットは、座標値の管理が楽で外部変形が多機能な点です。しかし、2004年頃に作成されたソフトウェアなので、WindowsとJw_cadが更新されていくと、そのうち動作しなくなるかもしれません。

今回確認した動作環境は、 Windows10 (20H2) と Jw_cad Version 8.24a です。

ダウンロード

昔はたくさんあった、Jw_cadと測量関係のホームページは、現在ほとんど閉鎖されているようです。

PfOX083、P_UtW02a、gawkは転載自由みたいなので、こちらに置いておきます。

“pfox083” をダウンロード PfOX083.lzh – 63 回のダウンロード – 899 KB

“P_UtW02a” をダウンロード P_UtW02a.lzh – 50 回のダウンロード – 56 KB

“gawk” をダウンロード gawk.lzh – 35 回のダウンロード – 99 KB

元ファイルは、柏木測量事務所さんのホームページ(http://www4.plala.or.jp/kashi-soku/)のJWWで建物登記図面を作成しよう!のページに置いてあったファイルです。ここも最終更新が2012年なので、いつまでファイルが置いてあるんだろうか、という状態です。

LZH形式で圧縮されているので、現在のWindows10では別途解凍ソフトが必要です。

ZIP形式で圧縮しなおそうかと思いましたが、どうやら書庫ファイル名を変更したらダメみたいなので、LZH形式のまま置いておきます。解凍後、【カスペルスキー】でウイルスチェックをしましたが、ウイルス等は発見されませんでした。

Vectorにも、PfOX と P_UtW は置いてありますが、そちらは Windows10 と Jw_cad Version 8.24a では上手く動作しませんでした。

ファイルの階層

PfOX083

PfOX083は、解凍後なら、どこに置いても動作します。PfOX.exeをダブルクリックすると起動します。私は、フォルダごとデスクトップに置いています。

P_UtW02aとgawk

gawkは、色々と置き方があるようです。gawkをP_UtW02aでしか使わないなら、解凍したP_UtW02aフォルダにgawk.exeを入れておくのが簡単です。その後、gawk.exeを入れたP_UtW02aフォルダを、C:\JWWフォルダに移動します。

C:\JWW
└── P_UtW02a
    └── gawk.exe

完成イメージ

座標値

以下の座標値で作図し、点A1からA6に囲まれた図形の面積と辺長を求めていきます。

座標点X座標Y座標
T1300.12306.99
A1316.94305.93
A2320.31309.24
A3313.37321.26
A4303.18315.34
A5303.34310.90
A6312.05313.06

PfOX Ver.0.83

環境設定

  • オプションから環境設定をクリック
  • 作業フォルダをJw_cadをインストールしたフォルダに変更(インストール時に変更していないなら、C:\JWWです。)
  • OKをクリック

新規座標

  • 新規座標をクリック

座標値の入力

  • T1とA1からA6の点名と座標値を入力

画地編集

  • 画地編集をクリック
  • 新規をクリック
  • 地番を入力
  • 点名A1からA6を入力
  • 最後に、始点(A1)を再度入力し、図形を閉じる
  • 最後に、追加をクリック

以上で、PfOXでの作業は終了です。

入力した座標データは、自動でC:\JWWフォルダに保存されているので、Jw_cadを起動して座標値をプロットしていきます。

P_UtW02a

P_UtW02aは、座標・画地管理プログラム PfOX を併用することで,測量データを共有することができます。

  1. S_PRO.BAT
    • 編集中の図面の座標系をディスクに書き出します
  2. XYZ_IN.BAT
    • PfOXが書出した座標テキストファイルを図上に点名付実点で展開します
  3. XYZ_OUT.BAT
    • S_PRO.BATのファイルを参照し実点又は円の座標値をPfOX用テキストに出力します
  4. XY_READ.BAT
    • S_PRO.BATのファイルを参照し実点又は円の座標値を図上に引出し線付で作図します
  5. XY_SECT.BAT
    • S_PRO.BATのファイルを参照し測量用図枠・図郭を作成します
  6. BLOCK_IN.BAT
    • PfOXが書出した画地ファイルを図上に展開します
  7. AREA.BAT
    • PfOXが書出した画地ファイルから求積表を作図します
  8. XY_LIST.BAT
    • 座標リストを作図します
  9. SPT_CI.BAT
    • 特定 レイヤ の実点・円を境界点とみなしそれぞれ円・実点に変更します
  10. HENCYO.BAT
    • 特定の レイヤ に書かれている実点または円を境界点,特定の レイヤ に書かれている直線を境界線とみなし境界線の辺長を書き込みます
  11. ZANCHI.BAT
    • 法務局に提出する地積測量図用に残地計算書を作図します
  12. H_AR.BAT
    • 土地家屋調査士が作成する各階平面図用の床面積求積表を作図します
  13. CHRA0.BAT
    • 傾いた文字を左下を基点にして水平にします
  14. EPT.BAT
    • 直線の両端点に実点を作図します

用紙サイズと縮尺

用紙サイズ縮尺
A31/250

縮尺は、1/250で作図しています。XYZ_IN.BATを使用したときに、上手く表示されない場合は、縮尺を見直してください。

XYZ_IN.BAT

XYZ_IN.BATで、T1とA1からA6をプロットし、A1からA6を線でつないでいきます。

  • 外変をクリック
  • P_UtW02aをクリック
  • XYZ_IN.BATをダブルクリック

中心指定

  • 中心指定をクリック
  • 座標値をプロットする中心をクリック

座標値をプロット

こんな感じで、点名と座標値がプロットされます。

レイヤ①を選択

HENCYO.BATを使って、辺長を書き込む場合は、レイヤ0⃣①に線を引いていないとエラーになるようです。

  • レイヤ①を右クリック

A1からA6をつなぐ

  • 点A1からA6を右クリックしていき、線を引いて作図

レイヤ一覧

  • (0)は、点
  • (1)は、線
  • (2)は、文字

レイヤには、こんな感じで書き込まれています。

HENCYO.BAT

A1からA6をつないだ線に、辺長を書込んでいきます。

  • 外変をクリック
  • HENCYO.BATをダブルクリック

辺長作図

  • 辺長作図(L)をクリック

図形を選択

  • A1からA6を線でつないだ図形を選択
  • 選択確定をクリック

辺長丸め指定

小数点以下の桁数表示を指定します。

今回は、小数点第2位までの表示なので、何も入力しないでクリックします。

辺長完成

こんな感じで、辺長が書き込まれます。

AREA.BAT

A1からA6をつないだ図形の求積表を作成します。

これは、PfOXの画地編集で作成した画地を元に、求積表を作成しています。

  • 外変をクリック
  • AREA.BATをダブルクリック

直角座標法

  • 直角座標法(L)をクリック

求積表の作図位置

求積表の作図位置(左上)をクリックします。

求積表完成

拡大すると、こんな感じです。

BLOCK_IN.BAT

点T1が必要なく、点A1からA6で囲まれた画地だけなら、BLOCK_IN.BATを使って簡単に作図できます。

  • 外変をクリック
  • BLOCK_IN.BATをダブルクリック

中心指定

  • 中心指定をクリック
  • 座標値をプロットする中心をクリック

プロットと作図

こんな感じで、A1からA6をプロットし、作図されます。

レイヤ一覧

辺長作図

HENCYO.BATで、小数点第3位まで求めると、こんな感じです。