日本に居ながら口座開設できるアメリカの銀行は、ユニオンバンク(Union Bank)しか私は知りません。しかも、口座開設に必要な書類の説明と記入例が日本語です。
ただ、ユニオンバンクは三菱UFJ銀行の傘下でしたが、U.S. Bancorp に買収されることが2021年9月21日に発表されています。
三菱UFJ銀行の傘下から外れると、現在のように、日本在住で口座開設が出来るのかわからないので、今のうちにユニオンバンクの銀行口座を開設しておきました。
2021年9月21日 – U.S. Bancorp (NYSE: USB)は、三菱UFJフィナンシャルグループ(NYSE: MUFG)からユニオンバンクの主要リージョナルバンキングフランチャイズを買収する契約を正式に締結したことを本日発表しました。この契約により、カリフォルニア州、ワシントン州、およびオレゴン州の顧客とコミュニティーにサービスを提供するリーダーになることに焦点を合わせて最高位の2つの組織が協力する体制が整います。
U.S. Bank to Acquire MUFG Union Bank – Japanese | Union Bank
本件買収は、U.S. BancorpおよびMUFGの取締役会で満場一致で承認されました。本件買収は、要件として定められている規制当局の承認を含む、慣例的なクロージング条件の充足を条件としています。本件買収は2022年の前半に完了することが見込まれています。
U.S. Bank to Acquire MUFG Union Bank – Japanese | Union Bank
もくじ
口座開設のしかた
2021年4月15日現在、三菱UFJ銀行のHPに開設方法が丁寧に説明してあります。
ユニオンバンクの口座開設には、日本の三菱UFJ銀行の口座が必要です。
海外口座ご紹介サービス《カリフォルニアアカウント・プログラム》 | 三菱UFJ銀行 (mufg.jp)
口座を開設した理由
- 世界情勢が不安定だから
私がユニオンバンクで口座を開設した理由は、この1点です。留学や渡航の予定はありません。
日本の銀行口座に、手持ちの現金をすべて預けておくのが少し不安になってきました。今までも、リスク分散のために外貨預金はしていましたが、もし何かあった時に、本当に引き出せるのか疑問に感じ始めています。しかも、外貨預金は預金保険の保護対象外なので、銀行が破綻した場合は保護されません。
しかしながら、現状では、手持ち資金の大半を移すということは考えていません。口座を維持しながら、いつでも移せるように準備しておこうという段階です。
海外の銀行口座は、口座維持手数料もかかりますし(一定額以上預金をしていると無料になるようです)、一定期間に入出金が無いと口座が凍結されてしまいます。
口座を維持するだけでも、結構面倒なんですね。
Welcome Kit
口座開設の書類を郵送してから、1週間後ぐらいに、メールでDocuSignのWelcome Kitが送られてきます。
現在は、Welcome Kitは郵送されないみたいです。
オンラインバンキングの設定
- 口座開設完了のご連絡
- PIN と Customer Access Number
この2点の書類が届くと、オンラインバンキングの設定が出来るようになります。
口座開設申込書を郵送してから、2-3週間ぐらいで届きました。【口座開設完了のご連絡】の書類は簡易書留なので、受け取りにハンコかサインが必要です。
Enroll
- Sign On から Enroll now をクリック
Debit/ATM PIN
- 8桁のCustomer Access Number
- 4桁のPIN
- 登録した住所の郵便番号
以上の3点を入力します。 Customer Access Number と PIN は、送られて来た書類に書いてあります。
生年月日を入力
- MM/DD/YYYY形式で生年月日を入力
/(スラッシュ)を入れるのを忘れないように。
規約に同意
秘密の質問
- 秘密の質問を3つ選択
選択肢が多いです。人によって選択肢が変わるのかどうか不明ですが、事前にどれを選ぶか考えておいた方が楽です。
操作しない時間があると、すぐに作業を継続するかどうかを選択するポップアップが出てきて、面倒です。
User ID とパスワード
- User ID
- パスワード
- メールアドレス
自分で考えた User ID とパスワードを入力します。User ID に大文字を混ぜたら、自動で小文字に変換されました。
以上でオンラインバンキングの設定は完了です。
Chromeだとエラー
オンラインバンキングを使えるようになったのですが、私の環境では、ブラウザがChromeだとエラーが出て、ログインできませんでした。原因は不明ですが、使っているセキュリティソフトと相性が悪いのかもしれません。
Edgeでは問題無くログイン出来ました。
Statementをオンラインに変更
Statementとは、口座の明細書らしいです。私の場合は、月末までにユニオンバンクの口座開設されたようで、PINが書いてある書類が届いた数日後に、Statementが郵送されてきました。
オンラインバンキングの設定が完了したら、郵送で送られてくるStatementをオンラインに変更します。郵送で送られてくる書類を管理するのが面倒なので。
- ユニオンバンクにログイン
- Statements をクリック
- Online statement only を選択
- Confirm をクリック
以上で完了です。
ユニオンバンク口座に送金
次は、自分のユニオンバンク口座に送金します。口座開設から、60日以内に入金しないと自動的に解約されます。
【口座開設完了のご連絡】が届いた時点で送金は可能なのですが、
- ちゃんと入金されたか
- 入金の手数料が引かれるのか
以上の2点を確認したかったので、オンラインバンキングの設定が完了してから送金しました。
送金にはWiseを使ったのですが、2日後にはユニオンバンクの口座に着金していました。また、入金の手数料は引かれておらず、送金額がそのまま口座残高に反映されていました。(Wiseの送金手数料はかかります。)